冬場に香水をつける際、「コートやセーター、ブーツなども素肌が隠されてしまい、思うように香らない」このような悩みを抱えていませんか?
服でよく分からないからといって、香らせるためにたくさんの香水をつけてしまうと、トラブルの原因になってしまう場合もあります。 厚着の季節はどう香水をつけたら良いのか、つけ方のコツと冬におすすめの香水を紹介いたします。
厚着する場合の香水のつけ方
厚着する場合の香水は、手首や手の甲、ひじの裏側、ウエスト、ひざの裏側につけるのがおすすめです。
手の甲は、洗うとすぐに香りが取れてしまうこと、香りが強く出やすいことから、少量をこまめにつけるようにしましょう。
首や胸元、足首などは、マフラーやコート、ブーツなどで覆われているため、香りが立ちにくくなります。服を脱いだ際の、むわっとした香りにもつながるため、避けるようにしましょう。
冬の素肌は乾燥しているため、事前の保湿も大切です。
化粧水やクリームなどで乾燥対策を済ませてから、香水を使ってください。
長袖の服でもきちんと香らせるなら、手首を中心にウエストやひざ裏へ2~3箇所つけましょう。コートのすき間やスカートのすそなどから、ふわりと良い香りが漂います。
素肌では物足りない場合は、コートやマフラーへプッシュしておくと、サポートになります。
体温の無い部位ですので、素肌ほどは香りませんが、身体を動かすたびに香水の香りを届けられます。
衣類に香水を使う場合はシミにならないように、目立たない場所を選んでつけましょう。 また、香水の香りが衣類へ残ってしまう場合があるため、香りが混ざらないように、つねに同じ香水を選ぶと安心です。
冬場にしてはいけない香水の使い方
冬場には、するべきではない香水の使い方があります。 正しいつけ方と合わせて、覚えておきましょう。
冬場の屋内はで控えめに
冬場は空気が乾燥しやすく、香水の香りが立ちにくい季節です。
ですが、店舗やオフィス内は、加湿器が設置されていたり、暖房がついていたりするため、しっかりと香水が香る環境が整えられています。
それに気付かず、冬だからと多めに香水をつけ過ぎてしまった場合、加湿と暖房の力で普段以上に香ってしまいます。 冬場の屋内で香水を使う場合は、普段より控えめな量を選ぶのがおすすめです。
服や靴を脱ぐ場合は要注意
温かい服装を選ぶ冬場は、コートやブーツの中に汗をかきやすい時期です。
そこへ香水をつけてしまうと、汗と香水が混じり合った、嫌な香りが充満してしまう可能性があります。
さらに、上着やブーツを脱ぐ予定がある場合、充満した香りが一気に放出されてしまいます。
服を脱ぐ予定がある場合は、汗をかく場所、熱がこもる場所に香水をつけないように、心がけましょう。
外出前は手首に1プッシュ。
外出先へアトマイザーなどで香水を持ち運び、服を脱いでから清潔な場所へ少量つけ足すのが正解です。
ストーブを使う場合は上半身へ
香水をさりげなく香らせるなら、ウエストやひざの裏側、足首が王道です。
香りが下から上へあがってくるため、ふんわり心地よい香りになります。
ところが、冬場にストーブを使用している場合、香水が思った以上に温められ、強い香りを発するケースがあります。 ストーブや床暖房、ヒーターなど、下半身を温める暖房器具を使用している環境では、上半身に香水をつけるのがおすすめです。
冬はどんな香水が良いの?
香水には、季節ごとに向いている香りがあります。
肌寒い冬につけるなら、ぬくもりを感じられる香りの香水を選びましょう。
具体的には、スパイスの効いた香り、甘みを感じられる香りがおすすめです。
夏場は避けてきた重厚感あふれる香水が、本領を発揮してくれます。
スパイス系の代表は、ジンジャーやシナモン、アニスなどの香り。
甘い香りの代表は、ムスクやバニラ、ローズなどが知られています。
二つの香りを組み合わせて調香されている香水も多く、冬の定番となっています。
冬はイベントが多い季節のため、クリスマスや初詣、バレンタインなど、予定に合わせて違った香りを楽しめる季節です。 ミニボトルの香水や、香水のサブスクサービスなどを利用して、さまざまな香りを身にまとうと、想い出のワンシーンを彩れます。
まとめ
香りが立ちにくい冬場ですが、香水のつけ過ぎには注意しましょう。
つける部位をしっかり保湿して、適量をつけてください。
暖房機器のそばでは、普段以上に香りを強く感じてしまいます。
少量ずつたしかめながら、上品に香る適量をみつけましょう。
冬場であっても、知らないうちに汗をかいています。 香水と汗が混ざらないように気をつけながら、冬らしい落ち着いた香りを選んでください。