さまざまなつけ方ができる香水。
身体や洋服につけたり、噴霧した香水をくぐったり、自分のつけ方を持っていると思います。
「普段のつけ方が正解」
そんな風に感じている方が多いのですが、実はNGの方法もあります。 今回は、間違った香水のつけ方と、つける以外の使い方について解説いたします。
実はNG!間違った香水のつけ方5つ
香水にはやってはいけないつけ方があります。 避けるべきNGな使い方をみてみましょう。
香水のシャワーをくぐる
香水を空間に噴霧して、そのシャワーをくぐるつけ方。
髪の毛を中心に、自然な香りが届くはず、と実践していませんか?
くぐるつけ方は、一部分につけるよりも、香水の香る範囲が広がります。
ですが、髪の毛に香水がついてしまうと、香水の成分で髪が傷んでしまいます。
また髪の根本は汗をかきやすく、皮脂汚れも溜まりやすい場所。
香水の良い香りと、汗や皮脂の香りが混じり、不快な匂いになりがちです。 どうしても香水の香りをくぐりたい場合は、手首や腕など、直接肌につけられる部位のみを選びましょう。
衣類に噴霧する
「香水を直接肌につけるのは抵抗がある」
「近づいた時にさりげなく香りを届けたい」
このような理由で、香水を衣類につけていませんか?
香水には強い香料やアルコールが含まれているため、衣類につけてしまうと、シミや色落ちの恐れがあります。どうしても衣類につけたい場合は、肌着の裏側やスカートの裏地など、目立たない場所を選びましょう。
また香水は、体温によって成分が温められ揮発し、良い香りになるという特性があります。
体温が届きにくい衣類へつけた場合、本来の香りが際立ちません。
衣類が汚れていたり、衣類に別の匂いがついたりして、香りが混ざる可能性もあります。 アレルギー等の理由がない限り、香水は肌へ直接つけるのがおすすめです。
出かける直前につける
「香水の香りをより長く楽しみたい」
そんな思いで、出かける直前に香水をつけていませんか?
つけたばかりの香水は香りが強く、周囲へつけ過ぎという印象を与えてしまいます。
香水が持つ香りをただしく身にまとうなら、出かける30分前につけて香りを落ち着かせておきましょう。
つけ直しの際も、つけてから30分は香りが強く感じられる時間です。 つけ直してから食事へ行ったり、デートしたり、といった予定がある場合は、少し早めにつけておきましょう。
つけた香水をこすりつける
香水をつけた後、しっかり肌へなじむようにこすりつけていませんか?
プッシュした香水の量が多い場合など、つい薄くのばしたくなりますが、香水をこすると成分がつぶれて本来の香りが失われたり、摩擦熱によって香りが変わってしまったり、という恐れがあります。
香水のベタベタ感が気になる場合は、軽くぽんぽんと広げる程度にしましょう。 こすりつけないつけ方は、見た目に上品さが漂い、大人っぽい雰囲気を演出できる点もおすすめです。
清潔ではない場所につける
香水は清潔な場所につけるアイテムです。
臭いが気になるわきや、靴の中などに香水をつけるケースがみられますが、他の匂いと混ざると香水の良さが失われ、逆効果になってしまいます。
私たちの身体は知らず知らずにうちに汗をかいたり、老廃物が溜まったりして汚れています。
香水をつける前に身体を清潔にして、香りをしっかり楽しめるようにしましょう。
「お風呂に入れなかったから香水でごまかす」
「にんにくを食べた後やお酒を飲んだ後に香水をつける」 といったつけ方もNGです。
覚えておきたい!つける以外の使い方
香水は肌につける以外の方法でも活用できます。 次に、さりげなく自分の香りを楽しむアイデアを紹介いたします!
ビジネスアイテムに1プッシュ
名刺やパンフレット、書類などに香水をつけると、ほのかに相手へ香りを届けられます。 紙へ香水をつける場合は、シミや汚れになってしまわないように、横向きにしてつけましょう。
洗濯物に1プッシュ
「柔軟剤の香りのように、香水を自然に楽しみたい」
それなら、すすぎのタイミングで洗濯機へ香水を1プッシュしておきましょう。 シミを防ぐため、直接洗濯物へプッシュしないように注意してください。
お風呂に1プッシュする
お風呂のお湯に香水をプッシュすると、お気に入りの香りに包まれながら入浴できます。 よりリラックスしたい時、半身浴を楽しみたい時におすすめです。
トイレットペーパーに1プッシュ
トイレットペーパーのサイド部分に香水をプッシュしておくと、ペーパーを巻き取るごとに良い香りが漂います。 トイレが清潔でない場合、いやな匂いになってしまうため、こまめに掃除した上で使いましょう。
リードディフューザーにする
アロマオイルに入れたスティックが、香りを届けてくれるリードディフューザー。
香水が期限を迎えてしまいそうな時は、リードディフューザーにして、お部屋で使いましょう。
リードディフューザー用の専用スティックは、100円ショップや無印、通販などで購入できます。
空いた小瓶と竹串でも代用可能です。
香水の使用期限は、開封後1~3年です。 使い切れそうにない場合は、肌につける以外の方法で香りを楽しみましょう。
まとめ
香水を、髪の毛や衣類にくぐらせてしまうのはNG!
清潔な肌へ、こすらずつけるようにしましょう。
一番良い香りが感じられるタイミングを狙って、適量を身にまとえば、つけた人の魅力をアップできます。
香水がつけられない職場、学校などでは、持ち物や紙製品にそっとつけるのもおすすめです。 自分に合った取り入れ方で、香水との時間を満喫してください。