「夕方に香水をつけ直したら、香り過ぎてしまった……」
そんな経験が一度はあると思います。
お気に入りの香りが薄まっているけれど、つけ直して電車やオフィス、デート先などで香り過ぎてしまうのは困る。そんな時は、正しいつけ直しの方法を知っておきましょう。 香水の匂いがきつくならない5つのポイントと、香りをキープする3つのテクニックを紹介いたします。
香りがきつきくならない5つのポイント
ポイント1:朝の半分程度につけ直す
夕方につけた香水が香り過ぎてしまう原因は、つける量にあります。
朝も夕方も同じ場所に1プッシュ、では香りが強すぎてしまうため、半量を目安にしましょう。 ボトルは量が調整しにくいため、つけ直しには少量だけ出せて持ち運びしやすい、アトマイザーを使うと便利です。
ポイント2:朝とは違う場所につける
夕方に香水をつけ直す際、朝と同じ部分に塗布していませんか?
いつものくせでつい手首や耳の後ろなど、普段通りの場所へ……という方が多いのですが、香水の香りは時間とともに変化します。
つけてすぐのトップノートと、終わりの香りであるラストノートが混じってしまうと、同じ香水であっても印象が変わり、香りが強く感じられたり、不快な匂いになったりするケースがあります。 つけ直す場合は部位を変えて、香りが混ざってしまわないようにしましょう。
ポイント3:ワセリンと一緒につける
つけ直しの香りを抑えるなら、ワセリンと香水を混ぜてつけましょう。
ワセリンと合わせることで、香水が揮発しにくくなり、香りを抑えられます。
事前にクリームケースなどへ、ワセリン1g:香水1gの割合で混ぜて、オリジナルの練り香水を作っておくのがおすすめです。
ワセリンだけでなく、ニベアでも代用できます。 作った練り香水は早めに使い切りましょう。
ポイント4:持続時間で香水を使い分ける
水には大きく分けて4種類のタイプがあり、それぞれ持続時間が違います。
- パルファム:5~12時間
- オーデパルファム:5~12時間
- オードトワレ:2~5時間
- オーデコロン:1~2時間
パルファムやオーデパルファムは長時間香りが続きますが、短いものは5~6時間で香りが消えてしまうため、やはり夕方までにはつけ直しが必要になります。
香水の香り過ぎを予防するなら、朝はパルファムやオーデパファムを選び、夕方にオードトワレやオーデコロンを選ぶのがおすすめです。 別の香水を使う場合は、香りの種類・系統を合わせておきましょう。
ポイント5:ミストをくぐって量を調節
つけ直しの時、
「香水の量を調節するのが難しい……」
という場合、空間に1プッシュしてから、ミストを身にまといましょう。
手首や足元など、つけたい部位で香水のシャワーを軽く浴びれば、自然な香りを維持できます。 香水成分によるシミやダメージを防ぐため、洋服などの衣類や髪の毛は避けて、さっとくぐるようにしましょう。
3つのテクニックで香りをキープ
夕方からでも、正しく使えばつけ直せる香水ですが、仕事の事情など、つけ直しできない場面もあります。
「あと少しだけ香りを長持ちさせたい」 それなら、つけ直ししなくても香りを持続できる、3つのテクニックを取り入れてみましょう。
香水はかならず清潔な肌へ
香水をつける場所が清潔でない場合、香りがすぐに変化してしまいます。
汗をかきやすい部分も、香水が流れ落ちてしまうため、避けるようにしましょう。
特に寝起きは、知らない間に汗をかいています。
ジャワ―を浴びる時間があれば一番良いのですが、難しい場合は香水をつける部分を洗っておく、もしくは皮脂や汚れをボディシートなどでふき取ってからつけると長持ちします。 汗をかきやすい場合は、無香料の制汗剤を合わせて使うと、より香りをキープできます。
香水を使う前に肌を保湿
冬場など、乾燥しやすい時期は、香水が香りにくくなります。
香水をつける部分は顔と同じように、化粧水や乳液、クリームなどで保湿しておき、香りを長持ちさせましょう。 化粧水やクリームに香料が入っているタイプの商品は、香りが混ざり合ってしまい、いやな匂いになってしまう可能性があります。保湿には、無香料の商品を使うようにしてください。
体温の高い場所につける
香水は体温で温められることによって揮発し、香りが漂います。
洋服や背中など、体温を感じられない場所や体温が低い場所につけている場合は、つける場所を変えてみましょう。
耳の後ろや手首、腕の内側は、特に体温が高い部位です。 香りは下から上へ上がっていくため、香りをほんのり感じられる足首やひざ裏へ、普段より多めにつけておくと、夕方までやさしく香ります。
まとめ
夕方の香水は、朝と同じようにつけてしまってはNG!
つける場所や量を調節した上で、香り過ぎないように配慮しましょう。
お肌を清潔にしたり、保湿したりしておけば、朝の香りをより長持ちできます。 自分に合った香水のつけ方をおぼえて、いつもちょうどいい香りの自分を目指しましょう。