香水を身体につける際、何プッシュするのが正解なのか、悩んでいませんか?
つけ過ぎは困るものの、量が少なくてせっかくの香りが届かないのも残念ですよね。
香水のおすすめプッシュ数は、選ぶボトルや種類によって変わります。 それぞれの適量をおぼえて、香水の魅力を目いっぱい引き出しましょう。
最適な香水のプッシュ数
香水の最適なプッシュ数は、1ヶ所につき1プッシュが基本です。
プッシュした香水は、手首や首元など2~3か所につけましょう。
香水の種類によっても、適量が変わります。
濃度の高いパルファムは、1プッシュつけてしまうと、香りが強すぎてしまうため1ヶ所1滴が目安。濃度の低いオーデコロンの場合は、1ヶ所2~3プッシュつけてもOKです。
オーデパルファム、オードトワレは1ヶ所1プッシュが目安です。
購入した香水を、いきなり外出先でつけてしまうと、量が多かった場合に落とせません。 香水にとって最適なプッシュ数を知るために、購入した後はかならず自宅で香りの強さをチェックしておきましょう。
1プッシュで出る香水の量は?
1プッシュで出る香水の量は、0.13~0.15mlと言われています。
これは、30mlの香水を購入した場合、およそ200回で使い切れる計算です。
およそ0.13~0.15mlの1回量ですが、購入したブランドや容器の形状によって、スプレーされる量が変わります。
ノズル部分が長いタイプの香水は1回のプッシュ量が多く、短いタイプの香水は逆に1回のプッシュ量が少なくなります。
出過ぎてしまう場合は、半プッシュ程度にとどめておきましょう。
香水は、通常は身体から20~30cm程度はなしてプッシュします。 1プッシュの量が多いと感じたら、少し遠くから噴霧して、香水の量を調節するのも良い方法です。
微調整するならアトマイザーで
「1プッシュの香水量が多すぎる」
「1プッシュの半分、1プッシュの1/3など微調整したい」
そんな時は、手持ちの香水を詰め替えて使用する、アトマイザーが便利です。
アトマイザーの1プッシュは、およそ0.05~0.07ml程度の製品が多く、ボトルから直接噴霧する場合の1/3~1/2程度に量を抑えられます。
香水の持ち運びにも役立つアトマイザーですが、製品によっては詰め替えがスムーズにできなかったり、香水の劣化を進めてしまったり、というトラブルもあります。
- 詰め替えしやすいアトマイザーを選ぶ
- 短期間で使い切れる量だけをアトマイザーに入れる
- 液漏れを防ぐため、詰め替えは容器の80%程度を目安にする
といった配慮で、心地よく使い続けましょう。
スプレー式以外の香水の適量は?
香水にはスプレー式以外に、小瓶に入ったタイプ、ロールオンタイプ、練りタイプがあります。 これらの適量も、合わせて覚えておきましょう。
小瓶タイプの香水の適量
お試し用のミニボトルなど、スプレーがついていない小瓶タイプの香水が多く販売されています。
スプレーがない液体タイプの香水を身につける場合は、瓶をさかさにして、清潔な指の腹などへ直接とり、つけたい場所へのばして使いましょう。
「直接触れるのは抵抗がある」
という場合は、そっと瓶を傾けて1滴だけ出すようにします。
香水専用の、スポイトやシリマーを持っておくのも良い手段です。 同じスポイトやシリマーを複数の香水に使いまわしてしまうと、香りが混ざり、香水のイメージが変わってしまう恐れがあります。スポイトやシリマーを使用する場合、1つの香りにつき1つ新しいものを用意しましょう。
ロールオンタイプの香水の適量
直接皮膚に転がして使うロールオンタイプの香水は、つけたい場所を1往復する程度が目安です。はじめは1方向に転がしてて香りをたしかめ、足りない場合は往復でつけるようにしましょう。 スプレータイプの香水を、ロールオンタイプへ詰め替えられるアトマイザーも、販売されています。
練りタイプの香水の適量
オイルやシアバター、ワックスなどに香りを練り込んだ練り香水。
保湿剤感覚で使える香水として、愛用する人が少なくありません。
固形の練り香水は、清潔な指の腹でそっと取り、つけたい場所へのばしましょう。
控えめな香りの製品が多いため、1回で香りが足りない場合はつけ足してください。
スティック型になっている練り香水は、直接肌につけられます。 ロールオンタイプと同じくまずは1方向に、足りない場合は往復させて適量を身にまといましょう。
物足りなくても追加はNG!
「香水を適量つけたはずなのに、物足りない気がする」
そんな気がして、香水を追加していませんか?
香水をつけたのに物足りなくなる原因は、自分が匂いに慣れてしまった場合がほとんど。
周りには香りがきちんと届いています。
「匂いがよく分からないから……」
と追加してしまうと、強すぎる香りで周りに迷惑をかける可能性があります。 つけ直す前に香水の持続時間をチェックの上、香りが消えている場合にのみ、追加するようにしましょう。
まとめ
一般的な香水は2~3か所に1プッシュが適量です。
香水の種類や1回のプッシュ量をたしかめて、最善の量を決めておきましょう。
ボトルからでは出過ぎてしまう場合は、アトマイザーやロールオンタイプ、練りタイプを使ってみるのもおすすめです。 自分に合った量の香水をチェックして、つねにちょうどいい香りに包まれる、充実した毎日を過ごしてください。