香水はつける部位によって、香りの広がり方がかわります。
部位に合った、正しいつけ方をおぼえて、香水の香りをいっぱいに引き出しましょう。
中には香水をつけるのに、適さない部位もあります。 部位別の香水のつけ方や注意点、つけてはいけない場所をおぼえて、香水ライフをより楽しんでください。
香水をつける部位はどこがおすすめ?
身体の中で香水をつけるのに適した部位は、耳の後ろ、うなじ、手首、ひじの内側、ひざ裏、腰、足首です。太い血管が走っている体温が高い部位につけることで、香水の成分であるアルコールが温められ、香りが漂いやすくなります。
男性は女性よりも体温が高いため、香りすぎないように腰やひざ裏、足首など、下半身を中心につけましょう。
肌が弱い人や、自然な香りにしたい場合は、洋服やハンカチ、ハンドタオルにつけるという手段もあります。
シミを防ぐため、変色しないか目立たない場所でたしかめた上、洋服やハンカチの裏側にプッシュしておきましょう。
香水はトップノート、ミドルノート、ラストノートと変化する香りを楽しむアイテムです。そのため、洋服に香りが染みついてしまった場合、香りの違いを楽しめなくなります。 香水の香りは洗濯で落ちにくいため、事情がない限りは、適した部位の肌につけてください。
香水をつけてはいけない部位は?
香水をつけてはいけない部位は、汗をかきやすい部位と髪の毛です。
わきや足の裏、デリケートゾーンは、汗をかきやすいこともあり、臭いが気になる部位です。
このにおいを香水で消そうとしてしまうと、いやな臭いと良い香りが混ざり合い、不快な匂いになってしまう可能性があります。
「せっかく香水をつけたのに、汗で流れてしまった」
といった恐れもあるため、汗腺近くでの使用は控えましょう。
髪の毛に香水をつけてしまうのもNGです。
髪からふんわり良い香りを漂わせたい、という気持ちは分かるのですが、香水成分が髪にダメージを与えてしまうケースがあります。
体臭が気になる場合は事前にシャワーを浴びたり、汗取りシートなどできれいに拭きとったりしてから、清潔な状態で正しい部位へ香水をつけましょう。
直射日光が当たる部位も、香水に適しません。 香水をつけた状態で、紫外線を長時間浴びてしまうと、肌荒れやかゆみの原因となるため、肌の内側へつけるのが正解です。
香水のつけ方や注意点を部位別に解説!
香水はつける部位によって、適量やつけ方が違います。 ただしいつけ方をおぼえて、香水が心地よく漂う自分を演出しましょう。
耳の後ろ・うなじ
太い血管のある耳の後ろやうなじは、香水をつけるのに最適な部位です。
耳に香水が入ってしまったり、髪に付着してしまったりするのを防ぐため、一度指先にプッシュしてから、指の腹で広げましょう。
耳の後ろやうなじは、髪の毛の香りと交じりやすい部位です。
シャンプーやコンディショナーの香りが強い場合、香り同士が混ざり合い、いやな臭いになる場合があります。 耳の後ろやうなじに香水をつけるケースが多い方は、無香料のヘアケア商品を選ぶのがおすすめです。
手首・ひじの内側
手首やひじにつける場合、直射日光を避けるため、内側につけましょう。
目安は1プッシュです。
手首につける場合、香水によっては香りが強すぎてしまうケースがあります。
控えめの香りにしたい場合は、空中に噴霧してから、手首をくぐらせましょう。
ひじの裏側は人によっては、肌荒れを起こす場合があります。 はじめは少量でかゆみや赤みが出ないかチェックしてから、使用すると安心です。
ひざ裏・足首
香りをやさしく香らせたいなら、ひざ裏や足首が最適です。
男性が香水を使う場合は、この部分を選びましょう。
ズボンや靴下、靴で隠れる部位のため、多少多めにつけても問題ありません。
身体を動かすたびに、ふわりと漂う香りに包まれます。 香水をどこにつけるのかで迷ったら、ひざ裏もしくは足首を選びましょう。
腰
ウエストは汗をかきにくく、日光も浴びにくい、香水に向いた部位です。
直接1プッシュしておくだけで、歩くたび、身体を動かすたびに香水が香り立ちます。
身体の中心部位のため、はじめての香水を試すにも最適です。 まずは腰につけてみて、香りが物足りない場合は上半身に、強いと感じる場合は下半身につけると、香りのバランスを整えられます。
まとめ
香水には適した部位、適したつけ方があります。
自分が香りを楽しむためにも、周囲から良い香りだねと言われるためにも。正しい量、正しい位置を心がけましょう。
香水のつけ方が上手な人は、それだけで一目置かれます。 NG部位を避けて、1日中お気に入りの香りに包まれる毎日を送りましょう。