香水の付け方

香水は腰や下半身にかけた方がいいって本当?香り方を解説

香水は腰や下半身にかけた方がいいって本当?香り方を解説

香水は手首や耳の後ろなどの上半身ではなく、下半身につけた方が良い。

そんな話を聞いたことがありませんか?

このような噂がある一方で、定番の上半身につけている人の方が多い印象です。 なぜ腰や下半身につけると良いのか、香り方や注意点について、くわしく解説いたします。

香水は腰や下半身につけるべき?

香水は腰や下半身につけるべき?

香水は腰や下半身につけるべき、このように言われる理由は感じる香りの強さにあります。

手首やひじの裏、耳の後ろなどの定番ポイントは、

  • 鼻が近いため香りを強く感じやすい
  • 脈打つ箇所だから香りが立ちやすい
  • よく動かす手首は近い空間の広範囲へ香りやすい

といった特長があり、場合によってはつけ過ぎ、香り過ぎといった印象を与えてしまいます。

腰や下半身は鼻から遠い部分のため、上半身と同じ量をつけた場合、香りが届きにくくなります。

自分だけでなく、周囲にいる人にも控えめな香りを届けられることから、マナーとして下半身をおすすめしているケースもあるようです。

香水の香りが強すぎてしまうと「スメハラ(スメルハラスメント)」「香害」などと言われてしまう可能性もあります。 香水の香りを指摘されたり、普段使っている香水の香りが強めだと感じていたりする場合は、腰や下半身につけて、控えめで自然な香りに調節しましょう。

腰や下半身につけた場合の香り方

香水を腰や下半身につける場合、ミニスカートの日のひざ裏、といった服装でない限り、服の下から香りが立ちます。

普段から空気に触れている場所ではないため、直接的な香りではなく、身体を動かすたびにふわっとやさしい香りを感じられるでしょう。

普段は分からないけれど、すれ違った時、ちょっと距離を縮めた時に、香りの印象が残るのも腰や下半身のメリットです。

大切な人だけにお気に入りの香りを届けるなら、上半身ではなく下半身を選んでみましょう。

つけるポイントは主にウエスト、ひざ裏、足首です。

足首の内側同士、ひざ裏の中心付近など、左右対称につけると、バランス良く香り、香水の魅力をより感じられます。

香りは下から上へあがってくるため、出かける30分前くらいにつけておきましょう。 ベストなタイミングで、つけた香水の香りが漂います。

腰や下半身に香水をつける場合の注意点

腰や下半身に香水をつける場合の注意点

腰や下半身に香水をつける場合、覚えておきたい注意点があります。 周りに迷惑をかけたり、トラブルを起こしたりしないように、事前にチェックしておきましょう。

香らないからといってつけ過ぎない

足首やひざ裏などに香水をつけた場合、鼻から遠い部位のため、香りを感じにくくなります。

この時、香らないからといって多めにつけてしまうと、香り過ぎになってしまう可能性があります。

香水をつけている本人は、普段からその香りに慣れていることもあり、周り以上に感じにくいものです。

自分の鼻では分からなくても、周囲にはほどよく香っている場合がほとんど。

不安な場合は、自分の香水の量がちょうどいいかどうか、友人や家族などに聞いてみましょう。 香りが少なくて物足りない場合は下半身にプラスして、アトマイザーなどで少量、耳の後ろなどにつけておくと、大好きな香りと一緒に過ごせます。

デリケートゾーンは香水禁止

「下半身に香水をつける」

と聞いて、デリケートゾーンにつけてしまう例が少なくありません。

ですがデリケートゾーンは文字通りデリケートなため、香水の成分で肌が荒れるなどのトラブルを起こす恐れがあります。

またデリケートゾーンは特有な匂いがあるため、香水の香りと混ざりあってしまうと、不快な臭いになるケースが考えられます。 下半身へ香水をつける場合は、肌着で隠れる場所は避け、香水の香りのみを届けるようにしましょう。

洋服につける場合はシミに注意

腰や下半身に香水をつける時、直接では香りにくいからと、スカートやパンツのすそ、靴下など衣類につける場合があります。

ぴったりとした洋服を着ている場合、腰や下半身の素肌から香りが立ちにくく、衣類につけるケースがゼロではありません。

ですが、香水の成分によるシミには十分注意しましょう。

どうしても洋服につけたい場合は、目立たない場所に少量プッシュしてみて、シミや色落ちなどが起きないか、チェックしておくと安心です。

また衣類につける場合と、素肌につける場合では香りの広がり方が変わるため、思っていた香りにならない場合もあります。 香りのささいな変化に敏感な場合は、素肌の塗布がおすすめです。

汗の季節はこまめにつけ直して

下半身は座っている時に汗をかきやすく、歩いている時には汗が伝ってくるなど、汗をかきやすい部分です。

そのため、他の部位よりも香水が落ちやすくなります。

汗の臭いと混ざりあう可能性もあるため、夏場などはこまめに汗を拭きとって、香水をつけ直しましょう。

制汗剤をつけてから、香水を使う方法もあります。 香水の香りに影響を与えないために、無香料の制汗剤を選びましょう。

まとめ

腰や下半身への香水は、ビジネスシーンや電車などの人が多い場所に最適なつけ方です。

デリケートゾーンは避け、ウエストやひざ裏、足首などへ、適量をつけてください。

上半身につけるよりも間接的な、柔らかい香り方が魅力です。 香水をつけたいけれど、つけ過ぎだと思われるのは避けたいなら、普段から腰や下半身への噴霧を意識してみましょう。